2011年 09月 19日
St.John's on the Seaside Hill |
磯山聖ヨハネ教会、今風に言えば St.John's on the Seaside Hillだ。しかし建物を見るとマッカーサーが「民主主義とは国民をキリスト教徒に改宗させることだ。」などと言っていた頃より古そうだ。イサベラ・バードの「日本奥地紀行」とまでは行かなくとも、常磐線が岩沼に達した明治30年からそれほど隔たっていないような気がする。
信徒の故マリアさんの記念プレートには「昭和15年」と記されていたが、その頃には既に「戦時木材統制令」でキリスト教会など建てられなかったのではなかろうか。18世紀欧州のキリスト教絶対王権と、収穫の1割は教会のもの、という年貢の仕組みに習った国家神道が、関東大震災のPTSDを救おうと常軌を脱してゆくとき、国家神道の嵐から身を守るために、キリスト教会に身を寄せた人も居ただろう。
by dehoudai
| 2011-09-19 17:54
| まちづくり
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