2011年 09月 01日
諸国の掃き溜め |
最近ではそんなことは無いのだろうが、技術の進化などで、10年が50年になっただけだ。「一度建てたら、この世の終わりまで使う。」という伝統の染み付いた西欧人から見ると、都市再開発、都市再再開発、都市再再再開発、が可能な東京は垂涎の的だろう。2000年に公刊された英国政府環境交通国土省都市再生本部のレポートなど見ると、座長のリチャード・ロジャース卿の口元にはよだれが垂れている感じがする。
しかし東北大震災の被災地を見ても、堆積した瓦礫はほとんどが建築廃材で、「産業廃棄物の2/3が建築廃材。」と言われると、先が思いやられる。地震・津波でもないのに、「敷地が狭い」「使い勝手が悪い」というわけで、物としての寿命がくる前に、建て替えられる住宅など見ると、特にその思いが強い。
by dehoudai
| 2011-09-01 18:40
| まちづくり
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