2011年 01月 30日
カネサ鰹節商店 |
8時過ぎに田子港を通りかかった。ちょうど鰹節がちびており、折角なので、田子節を買って帰れないかと思い付いた。田子港は伊豆最大の鰹節の産地なのだ。朝早いのであちこちの土産物屋は開いていなかろうと思ったが、浜で聞いてみると「カネサさんがやってるら。上がってきゃあ、信号機の手前だで。昔はみんなやってたけえが、マルハなんかの委託加工になっちゃって、自分ちで売ってるのはカネサさんだけだ。」とのこと。
工場はクヌギの薪を沢山積んだ軽トラックが、入り口を塞いでおり、その奥でおじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさん、若者と、一家総出で忙しく立ち働いていた。塩鰹の乾燥工程だった。作者の顔を見る事が出来る食べ物はおいしくて、安心なのだ。皆さんも御贔屓に。
カネサ鰹節商店
芹沢安久
創業1882年 伊豆田子節・潮かつお製造元
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町田子600-1
TEL:0558-53-0016
FAX:0558-53-0044
E-mail:kanesa@mbe.nifty.com
URL: http://homepage2.nifty.com/kanesa16/
夜更けの吉祥寺駅前の飲み屋で、久しぶりにあった同級生と話をしていると、福島県いわき市出身の彼は、塩辛と言えば鰹で、烏賊の塩辛は食べないと言う。大学時代つるんで遊んでいたにもかかわらず、彼が鰹食いだなんて知らなかった私は、かねて疑問に思っていた、県民一人当たりの鰹消費量で、福島県民が静岡県民を上回り、高地県民に次ぐ全国二位という謎の解明を、宿題として命じたのであった。
そう言えば数日前には浜松の飲屋街近くの魚屋に、鰹一節1,500円というのが並んでいた。御前崎へ上がったそうだ。あれは根鰹で確かに旨いものなのだが、ああなると浜松人の鰹趣味も「業」という凄みを感じてしまう。
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by dehoudai
| 2011-01-30 12:12
| たべもの
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