2010年 10月 03日
ノーベル賞もの |
西図書館や北図書館は、いかにも工業都市の図書館然とした、利用者の読書歴が感じられる。私は細江図書館と天竜図書館の蔵書を借りることがまま有り、地域のインテリジェンスとの類似を感じる。
新築の城北図書館は、西日を受ける坂の途中に有ったそれまでの建物が、面目を一新している。玄関にはスーパーカミオカンデの20インチ光電子増倍管なるものが展示してある。隣にある静大工学部のゆかりの品だが、これも市内のメーカーが作っているものだ。
先年スーパーカミオカンデを利用して、実証物理学でノーベル物理学賞をもらった人がいたが、あれは新しい素粒子の存在を考え出した、というのでなく、「あるはずだ。」という素粒子の存在を、実際に観測した、というものであって、個人の業績というよりは、スーパーカミオカンデのなせる技だろう。
小学校以来の同級生で、20インチ光電子増倍管のガラス瓶を作っている、という硝子職人が居るが、どうせノーベル賞をくれるなら、そうした職人にくれても良いくらいだ。
by dehoudai
| 2010-10-03 21:30
| まちづくり
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