2010年 09月 20日
祟り |
日本的な感性からすると、カリブ海の水質が悪化して、健康被害など出ると、「ブラウンペリカンの祟りじゃ。」などと言うことになって、タンバテツロー氏などが出てきそうだ。
ところが一神教の世界では、祟りではなく「悪者探し」となって、「悪魔退治」となるようだ。BPを退治したところで、モグラタタキの如く、次の悪魔が出て、ということの繰り返しに陥りはしないか。んなわけで西洋三教から戦争は無くならない。
映画の"Cove"で取り上げられた紀州の浦人は、イルカのタタリということで、多年日々の暮らしを律してきたのではあるまいか。イルカだのブラウンペンギンだの、被害者の視点も「祟り」の構成要素だ。BPがカリブ海で原油をあさっていたのは、原油が売れるからで、「石油の祟り」を作り出しているのは消費者の生活なのだ。
「浜名湖の水質を、我々の子供の頃の様に出来ないか。」と言ったら、「誰も車に乗らず、電気も使わなければね。」と言ったのは某市議会の環境委員長をやっている同級生。水俣病の時代には「悪魔退治」が効いたが、これから深刻になるであろうVOC汚染では、被害者が加害者なので、「石油の祟り」という発想も有効だ。謡曲の「鵜飼」などが教える通り、我々には「殺生の祟り」が伝えられているが、西洋三教では創造主が許せば「畜生の祟り」なんて心配はないのだ。
「花粉症」もそうだ。「花粉症」という名称で「悪魔退治」をやっているうちはだめで、「石油の祟り」ということで日々の暮らしを見直さないと、あれは解決しないのだ。
ところが一神教の世界では、祟りではなく「悪者探し」となって、「悪魔退治」となるようだ。BPを退治したところで、モグラタタキの如く、次の悪魔が出て、ということの繰り返しに陥りはしないか。んなわけで西洋三教から戦争は無くならない。
映画の"Cove"で取り上げられた紀州の浦人は、イルカのタタリということで、多年日々の暮らしを律してきたのではあるまいか。イルカだのブラウンペンギンだの、被害者の視点も「祟り」の構成要素だ。BPがカリブ海で原油をあさっていたのは、原油が売れるからで、「石油の祟り」を作り出しているのは消費者の生活なのだ。
「浜名湖の水質を、我々の子供の頃の様に出来ないか。」と言ったら、「誰も車に乗らず、電気も使わなければね。」と言ったのは某市議会の環境委員長をやっている同級生。水俣病の時代には「悪魔退治」が効いたが、これから深刻になるであろうVOC汚染では、被害者が加害者なので、「石油の祟り」という発想も有効だ。謡曲の「鵜飼」などが教える通り、我々には「殺生の祟り」が伝えられているが、西洋三教では創造主が許せば「畜生の祟り」なんて心配はないのだ。
「花粉症」もそうだ。「花粉症」という名称で「悪魔退治」をやっているうちはだめで、「石油の祟り」ということで日々の暮らしを見直さないと、あれは解決しないのだ。
by dehoudai
| 2010-09-20 10:44
| にゅーす
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