2010年 06月 15日
浜名湖名産 |
三尺程の竹を3本、石と縛って、しかるべきところに浸けておくと、これがうなぎの寝床になる。それをこうやって引き上げるのだ。宛飼扶持のうなぎではなく、自活のうなぎなので旨い。大方市場には出ず、しかるべきうなぎ屋に向かうのだろう。
二人で「俺は河原の枯れ薄」というスタイルで漁をされているのも、なかなかに良い景色だ。明仁天皇が皇后失語症の砌、カラオケでこの歌を歌って慰めたという。官僚と言っても宮内庁は総務省などと違い、数千年に渡って、お上を操ってきた伏魔殿なのであろう。
地元の昔話では、裕仁天皇行幸の折、お付きに「あれは何ですか。」と下問されるので、そちらを見やった漁協関係者が、「あれはモクトリです。」と申し上げると、「変わった鳥ですね。」というお答えがあったそうだ。モクトリというのはモク(海藻)を集めて肥料にするのだが、海中に立ってくまでを引いているのを遠くから見ると、鳥の様に見えたのだろう。
by dehoudai
| 2010-06-15 10:22
| はまなこ
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