2009年 12月 22日
不景気ではない |
しかし政治家よりもっと危険なのは、報道機関が相変わらず「景気」という言葉を使っていることだろう。「景気」であれば悪いときもあれば、良いときもあるのだが、我が国が直面しているのは、そうした「景気」ではない。御一新以来の産業近代化が終わり、それと同時に高度経済成長をもたらした「世界の工場」という役割も終わりを告げたのだ。
これからの日本にはもう「好景気」は来ない。江戸時代の様に「足袋」をはかない暮しに堪えるしか、我が国の生き残る道は無い。新聞・テレビは総務省だの警察庁だのの言いなりで、大本営発表をやっているだけなので、仕方ないだろう。しかし国民にこれを知らしめるのが、政治家たるものの役目ではなかろうか。しかし猫の首に鈴を付けようというものは出て来ない。
国民の方はとっくに気付いているので、株式雑誌には「2010年に大化けする中国株」などという見出しが踊っているが、これも気楽に手を出せば、しゃぶり尽くされて身代限りとなるのが目に見えている。
by dehoudai
| 2009-12-22 22:15
| にゅーす
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