2009年 03月 07日
地域限定危機 |
USATodayによる左の図では、米国の住宅金融危機が、全米ではなく、一部の限られた地域であることが分かる。これらの地域は同時に、1990年代からの住宅バブルで、投機目的の巨大住宅が建てられた地域でもある。
敷地1,000坪、床面積150坪、浴室3カ所の建て売り団地なんてものが「値上がりしまっせ。」と売りまくられたのだ。
「コヤマサン、街の人はおかしな人で、田舎の人が普通のアメリカ人よ。覚えてといてちょうだい。」とは交換交流でオレゴンの田舎から細江町を訪れたオバサンの言。
次の図はNewYorkTimesによるものなのだが、1988年から2008年に到る全米各地の住宅価格の推移をインタラクティブに示すものとなっている。画面操作が面白いので覗いてみて下さい。これによると1990年代からの住宅バブルは地域差が激しく、投機目的であったことが端的に理解できる。
「賢い消費者」の側からは"Not so Big House"-それほど大きくない家-という反論も提言されている。
米国は自由主義と民主主義の国なので、物事をこうして裏表無く明らかにすることで、世論が形成されて行く。マスコミも、国民に解りやすく世の中の動きを理解させることを、使命としていることが、ウェブページからも窺える。法律以前に、国民の知らないところで物事を動かすことこそが「悪」なのだ。
対照的に我が国では売れもしないマンションが、なぜ作り続けられるのか、なかなかカラクリは明らかにされない。マスコミも「その筋」の作った筋書きを面白可笑しく煽るだけで、肝心なことは国民に伝えられない。記者の良く知る「政府高官」の名前を報道してはいけない。昨年水沢藩士小澤君が党首会談の罠にはまったおり、「仕切ったのはNテレのWサン」とバラしてしまったのは、日本政治のルールには無いことで、報道各社の慌てぶりと温度差が面白かった。
国民の知らないところで筋書きが作られ、「代議士だろうが大臣だろうが、てめーなんざぁ何時でもしょっぴけるんだぜ。」と、国民の代表をスピード違反・駐車違反・一旦停止違反と同じ手口で恐喝して、国家統治が行われる様では、民主主義とは程遠い。
敷地1,000坪、床面積150坪、浴室3カ所の建て売り団地なんてものが「値上がりしまっせ。」と売りまくられたのだ。
「コヤマサン、街の人はおかしな人で、田舎の人が普通のアメリカ人よ。覚えてといてちょうだい。」とは交換交流でオレゴンの田舎から細江町を訪れたオバサンの言。
次の図はNewYorkTimesによるものなのだが、1988年から2008年に到る全米各地の住宅価格の推移をインタラクティブに示すものとなっている。画面操作が面白いので覗いてみて下さい。これによると1990年代からの住宅バブルは地域差が激しく、投機目的であったことが端的に理解できる。
「賢い消費者」の側からは"Not so Big House"-それほど大きくない家-という反論も提言されている。
米国は自由主義と民主主義の国なので、物事をこうして裏表無く明らかにすることで、世論が形成されて行く。マスコミも、国民に解りやすく世の中の動きを理解させることを、使命としていることが、ウェブページからも窺える。法律以前に、国民の知らないところで物事を動かすことこそが「悪」なのだ。
対照的に我が国では売れもしないマンションが、なぜ作り続けられるのか、なかなかカラクリは明らかにされない。マスコミも「その筋」の作った筋書きを面白可笑しく煽るだけで、肝心なことは国民に伝えられない。記者の良く知る「政府高官」の名前を報道してはいけない。昨年水沢藩士小澤君が党首会談の罠にはまったおり、「仕切ったのはNテレのWサン」とバラしてしまったのは、日本政治のルールには無いことで、報道各社の慌てぶりと温度差が面白かった。
国民の知らないところで筋書きが作られ、「代議士だろうが大臣だろうが、てめーなんざぁ何時でもしょっぴけるんだぜ。」と、国民の代表をスピード違反・駐車違反・一旦停止違反と同じ手口で恐喝して、国家統治が行われる様では、民主主義とは程遠い。
by dehoudai
| 2009-03-07 00:55
| まちづくり
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